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吉村化成 代表取締役社長 吉村 完治氏
最近特に感じているのは、消費者の「本物指向」や社会的な「環境指向」への取り組みなどから、ありきたりな流通対応ではいけないという点です。
とにかく「値段が安ければよい」といった風潮では何の独自性も育たないでしょう。こうした状況では、いい容器でもユーザーが希望する価格と合わなければ売れないのです。
昨今の食品に対する不信感の増加から、ますます食材の品名・産地表示などが求められています。
「日持ち」や「香り」といった食品の備える価値を生かすため、どのような容器が必要でしょうか。
これら環境対応、本物指向対応、食品の特性対応、価格対応といった課題に応じた製品開発を成形/加工・原材料・金型面などが一致協力して力をあわせないと決していいものができません。その中心となるのが独自性のある「成形技術」だと思います。
本来、エンド・ユーザーと一体になって開発に関わり、成形・加工メーカーが様々なアドバイスを重ねれば、もっと画期的な商品開発ができると感じます。
当社では、例えば無添加の食材で、保存剤や酸化防止剤を入れずに、容器でそれらの機能に応えるという課題、一方で環境対応として単一素材でのリサイクル性向上、あるいは紙と同等の処理といった命題を念頭に置いた開発を行っております。
これらの課題を材料メーカー、金型メーカーと協力して開発中の商品に透明・耐熱・バリアー容器のB−PET容器、耐寒・耐熱かつ低燃焼カロリー・残さフリーのコーンスターチ容器、生分解性容器などがあり、これらの商品開発を行っております。
今後ともユーザーの意見・要望に対し、まず「ノー」と言わずに、当社で受け止め、応えていける製品開発協力体制を組み、対応していきたいと思っております。
(H14.6.3 『包装タイムス』掲載記事より) |
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